企業の健康診断でもメタボ検診が取り入られるようになり、太りすぎを気にする男性は昔と比べて増えてきています。また、肥満は生活習慣病の原因になるだけではありません。
実はEDや勃起不全、性欲の低下にも大きく関わってきます。特に「最近性欲が落ちてきたんだよなぁ」とか、「セックス中に中折れすることがたびたびあるんだけど」という30代以上の方は、昔と比べて太ってはいませんか?
もし、今満足いく勃起が出来ていなくて、下っ腹がポッコリ出ているようなザ・中年体型でされている方は、肥満が原因の可能性が極めて高いです。
では、どうして肥満が勃起力の低下の原因になるのでしょうか?その理由について、以下では詳しく解説します。性欲の低下で悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
1.内臓脂肪が付きやすい
肥満になると内臓脂肪がたくさん付いた状態になります。そして、内臓脂肪が増えると、体は男性ホルモンのテストステロンを分泌しにくくなるんですね。
テストステロンはペニスを勃起させるためのNO(一酸化窒素)の分泌に必要なものですから、その量が減ると、当然満足いく勃起はできなくなります。
2.動脈硬化が起こりやすくなる
メタボが進行すると、動脈硬化の症状が起こるようになります。動脈硬化とは血流の流れが悪化した状態のことですが、勃起はペニスに血液が流入することによって起こるものです。
そのため血流が悪くなれば、当然のことながらしっかりとペニスを勃起させることはできません。
また、動脈硬化は自律神経に影響を与えますので、性的に興奮をしてもその信号を脳へ伝達できずに、勃起に悪影響を与えることも考えられます。
3.運動不足になりやすい
肥満になると体を動かすことがおっくうになるので、徐々に運動が頻度が減っていくようになります。しかし、運動不足による筋力低下は男性ホルモンの減少につながります。
男性ホルモンが減れば、精力はおのずと減少していきますので、EDにもなりやすくなるわけです。
以上の3つが肥満が勃起力・性欲の低下につながる理由になります。。
なお、肥満を解消するのにおすすめなの運動と食生活の改善です。ダイエットのための王道中の王道の方法ですが、やはり、食事の改善と運動を地道に取り組むことが肥満解消の近道と言えます。
また、男性ホルモンを増やすための生活習慣と、肥満解消のための生活習慣は共通点が多いです。
特に勃起力の低下で悩んでいる人は、男性ホルモン量のをアップさせることは重要ですので、ぜひ次のページを参考にして、男性ホルモンを増やす生活を心がけてください。
超簡単!男性ホルモンを増やす7つの方法
ちなみに男性ホルモン・テストステロンが増えると薄毛になることを心配される方がいますが、以下の記事で紹介したように、薄毛とテストステロンには直接関係はありません。あやまった情報に振り回されないように注意しましょう!
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